服を着たままでも溺れない!レンジャーが教える着衣泳

元自衛隊レンジャーの富田です。毎回アウトドアでもしもの時に使えるレンジャーのスキルを紹介しています。
今回は着衣泳について紹介します。自衛隊レンジャーでは敵地への潜入の際、敵から見つかりにくいように川や湖などから潜入する場合があります。もちろん服は着たままで、銃などを持って潜入しますがそんな状態でも溺れないように訓練しています。

執筆アウトドアセレクトショップ
Camp Shop Lantern 富田満也
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皆さんの中でもキャンプやフィッシング、登山など、アウトドアを趣味にされてる方は野生動物との遭遇や高所からの落下、川や池などで溺れたりと思わぬ危険にさらされることがあります。

今回はその中でも命の危険にさらされやすい、川や池などへ落ちた際、服を着たままでも泳ぐ方法「着衣泳」について書きたいと思います。

溺れる前に!重要な5つのポイント!!

1,パニックにならない

2,深さを確認する

3,仰向けになって浮く

4,身に着けているものを外す

5,浮きながら泳ぐ

Seeking rescue.

パニックにならない 

想定していないトラブルがあった時、人はパニックに陥りやすいです。
川などに落ちてしまってもまずは落ち着いて対処しましょう。この記事を読むだけで生存率はグッと上がるはずです

深さを確認する

まずは川底など深さを確認しましょう。パニックになっていると足がつくような浅さでも溺れることがあります。

仰向けになって浮く

足がつかないような場所では呼吸の確保が重要です。人は仰向けになると顔や上半身などが浮きやすいので、落ち着いてまずは仰向けになって浮きましょう。

身に着けているものを外す

リュックやポーチなど、泳ぐのに邪魔なものは外しましょう。ここで注意するのは靴は脱がないほうがいい場合が多いということです。靴はスニーカーなど浮きやすいものが多いので、浮力として脱がずに使用しましょう

ペットボトルなどを持っている場合はラッコのように胸の上で抱えて持てば上半身が浮かびやすくなります。

浮きながら泳ぐ

泳ぐというと平泳ぎやクロールを思い浮かべますが、衣服を身につけている場合は仰向けで浮きながら平泳ぎしましょう。(エレメンタリーバックストローク)落ち着いて泳ぎ、近くの陸地や岩場に避難します。

以上、思わぬ落水の際の注意ポイント5つを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

トラブルというのは想定していた場合としていない場合では、結果がかなり変わってきます。人は良い方向に考えがちですが、このような危険も頭に入れておくことが重要です。皆さんの生活がより充実できるよう、今後もレンジャーシリーズを紹介したいと思います。

それではよいアウトドアライフを。

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