執筆 | ヴィンテージランタン販売店 TOMOS 荒川聡 | オフィシャルページはこちら |
今大人気のレイルロードランタン。日本語に訳しますと鉄道用ランタンとなりますが、主にアメリカの鉄道会社が運行する上で必要な信号灯として使われてきたオイルランタンをレイルロードランタンと呼びます。
最も代表的なメーカーはDIETZとADLAKE。DIETZはハリケーンランタンでも有名なメーカーでレイルロードランタンも製造していましたし、ADLAKEはADAMSさんとWESTLAKEさんが1857年に創業した会社で略してADLAKEという名で親しまれてきたメーカーです。
レイルロードランタンの歴史は大変古く人口が集中していたアメリカ東部から金鉱が発見された(ゴールドラッシュ)カリフォルニア西部へ大陸横断鉄道が1869年に開通しました。その際に重要な役割を果たしてきたのが今回のレイルロードランタンです。
レイルロードランタンは当SHOPでも人気です。
レイルロードランタン「ADLAKE KERO」
いくつかのメーカーがレイルロードランタンを製造してきましたが、その中でも当店一押しのモデルがADLAKE社のADLAKE KEROです。写真にある3台がADLAKE KEROで最近ではベアボーンズがこのモデルを参考にしてLEDランタンを製造したと言われています。
それではADLAKE KEROを細かく見ていきましょう。
丸っこいガラスには、モデル名の「ADLAKE KERO」のエンボスが刻印されています。そのガラスを上下から抑えるような仕組みになっていて、ヘッド部を開けるとそのガラスは簡単に取り出す事ができ、さらにガラスの下にはバーナーと燃料を注入するバーナーポットがセッティングされています。
鉄道で使われてきた働くランタンですから、大変頑丈に作られた事がわかります。ガラスはとても厚く、フレームがさらにガラスを保護しています。
またADLAKE KEROには、このバーナーが3種類あります。
250と300そして400です。本体はほぼ同じデザインですがバーナーの大きさがそれぞれ違っており平芯もそれぞれ大きさが違うため炎の大きさも違います。
明るさは250が最小で400が最も明るいです。
鉄道会社のアニバーサリーモデル金メッキのADLAKE KERO
鉄道会社も150年以上も歴史があり最も古いUNION PACIFIC鉄道は写真にある金メッキのADLAKE KEROを勤めている社員向けに提供したようです。金メッキのADLAKEなんともかっこいいですよね!
いかがでしたでしょうか?私はレイルロードランタンをキャンプ場で使う時には、テントの出入り口付近に掛けておき夜トイレや水場へ行く際に足元などを照らすために持って行っています。とてもおしゃれですよね。
以上がTOMOSで人気のヴィンテージランタンの紹介でした!